Commuket issue NO.
056
NOV-27-2000
■毎週月曜日更新■
   
今週のコミュケット
   
罵詈雑言
   
squeeze
photo
photo & lyrics by Emi Tsuji
  ↑UP
うっかりピース君
photo
夢の続き
 まだ小学生だった頃、「将来の夢」はコックになることだった。当時、父の仕事がコックであったためである。「おいしい料理を作り、お客さんに喜んでもらいたい。」と思っていたし「お父さんのようになりたい」という漠然とした憧れがあったのだ。この頃の父は、めちゃくちゃかっこ良かったのだ。母が惚れた訳も判るというものだ。

 しかし、その夢は母の何気ない一言で崩れ去ってしまった。「あんた、盛り付けのセンスないね。」なんて事を言う母なんだ(^ー^;「料理人は芸術的センスがないとだめなんだ。」と父も言った。ん〜、現役でやっている人の意見はやっぱり重かったね。この意見によって、あたしはコックになることを諦めた。

 さて、コックになることを諦めたあたしは、中学生になったこともあり、次なる目標を探し、見付けた。

 1つは医療関係の仕事。幼い頃、長期入院をしたことがあり、病院の仕事に興味を持っていたのだ。……しかし、看護婦の仕事はあたしには合わないと、その頃から思っていた。相手を思いやり、効率良く仕事を進めていく。こんなに器用なことは、あたしにはできない。医者も、学力的に無理なことも知っていた。だが、白衣を着てみたい…という思いがあった。そこで、病院で働く人たちを良く観察してみることにした。すると、「検査部」と呼ばれる場所で働いてる人がいることが判った。「臨床検査技師」と呼ばれる人達だった。この人達は、血液検査や尿検査を主な仕事をしているらしく、なかなか面白そうな仕事だと思った。

 もう1つは、今の職業である塾の講師であった。当時塾に通っていたのだが、そこの先生方がものすごく面倒を見てくださったのだ。その頃のあたしの学力は「中の下」というぐらいだった。しかし、そのくせ志望校はものすごく高いレベルを目指していた。両親からも、学校の先生からも「あんた、この学力じゃこの高校は無理だよ。ランクを3つ落としなさい。」と諭される毎日だった。あたしは、「くっそぉー、見とれよ…」と思うようになり、毎日塾に行き、塾の先生を捕まえ質問しまくった。毎日毎日、同じような質問をしているあたしに対して、嫌な顔ひとつせずに、先生方はとことんまで付き合ってくださった。おかげで、あたしの学力は「中の上」まで上がり、志望校のランクを1つ下げる程度までになった。そして、合格できた高校で、あたしはかけがえのない出会いを果たすことができた。

 もともとの志望校は、今冷静になって考えてみれば、絶対に合格できないぐらいのレベルだった。あたしが住んでいる浜松市の中でも、No.2〜3の高校なのだ。「身の程知らず」とはこのことだ。タイムマシーンがあって過去に戻ることができるならば、中学生のあたしを捕まえ「あんたね、いいかげんに自分の力を過信するのはやめな。どう逆立ちしたって、その高校には合格できないんだから。ね、笑われるのはあたしなんだから。しっかり考えな。」と、両親や学校の先生と同じように説教をすると思う。

 最初の人生のターニングポイントを乗り越えることができたのは、とことんまで付き合ってくださった、塾の先生方のお力添えがあったからだと思う。そして、いつのまにか「あたしも先生みたいな人間になりたい。」と強く思うようになっていった。

 そして、月日は流れ……。あたしは今塾の講師として働いている。あの頃のあたしと同じように、悩み苦しんでいる生徒たちと毎日過ごしている。一応「塾の先生になる」という目標は達成したことになる。

 しかし「目標達成」をしたとしても、ここで満足してはいけない事は判っている。漠然とした憧れだけで、この仕事を選んだ結果になったが、この仕事はかなり奥が深いのだと、入社3年目でやっと判ってきた。この仕事にやりがいを感じてる以上、あたしはこの仕事に対してプライドを持っているということだ。あの頃憧れた、あの先生のようになる日まで、先輩方の厳しいご指導やご助言などを謙虚に受け止め、あたしは前進しつづけたいと思う。


[Hiroko Izumi / 「夢は強く願えば叶うものだ」と良く言うけど、それは、「こうなりたいんだ!」って言う強い思いがあって、自然と努力してるからだよね。でも、思うばっかりで努力をしなかったら、得るものは何もない。努力っていうものは、ものすごくしんどいことだし、ものすごく時間が経ってから結果が出るものだから、嫌になることもある。けれども努力してる姿を見てくれている人がいて、評価してくれるはず。だから、夢は諦めちゃいけないんだ。がんばろうぜ!!]

  UP
ハッピーマクド

Apple Computer, Inc.
MacOS X
 MacOS XとはMacintosh用の次世代OSのことです。MacOS XはApple社の未来そのものであり、現在のMacOSがいかに使いやすいかということを写し出す鏡です。つまりMacOS XとはMacintosh上で動くけれども、今までのMacOSとは別のOSなのです。しかしMacがこの先、発展するためにはどうしてもMacOS Xに移行しなければならないのです。

 Macintoshが「System」という、まだMacOSと呼ばれる前のOSを搭載して、登場してから、16年前が経ちました。その間にMacOSは基本的な操作性はそのままで、どんどん機能強化されてきました。しかし、OSの基本設計がされたのは16年前ということは、コアの部分はすでに時代遅れになってしまっているのです。MacOSの進化の仕方は基本部分に機能追加するために色々と付けるといった感じで、昔からそのまま放ったらかしの部分が多々あるのです。しかし、それを変えるにはOS自体を変えるぐらいの大幅な変更が必要なのです。そこでAppleは次世代OSに移項するための計画を何度か行なっていますが、そこでApple社の悪いクセである「すべて自社技術でないと気が済まない」というのが本領発揮されてすべて開発中断などに終っています。そこで「今度こそは」と登場したのがMacOS Xなのです。

 MacOS XはApple社だけで開発したものではないのです。Next社を買収して、OpenStepというUNIX系のOSを元にして開発されています。簡単に言ってしまえばMacOS XはUNIXなのです。そして、それが今までのMacOSとの最大の違いでもあるのです。どれくらい違うかと言うと『全部違う』というくらいにホントに変わってしまっています。

 さて、ベースをUNIXにしたことによって、MacOSでは実現しようとしてできなかった技術や機能を取り込むことに成功しました。複数の稼働中アプリケーションに効率的にCPUパワーを配分して作業効率を向上させるプリエンプティブ・マルチタスクや、動作中のアプリケーションがフリーズしたり強制終了したりしても、システム全体には影響を与えないようにするメモリ保護機能や、スリープからの復帰時間を1秒にまで短縮するなど、ユーザがより快適に使えるようになっています。

 そして、今までと異なるアプリケーション形式もCocoa、Carbon、Classicという種類を用意して移行をスムーズに行なえるようにしています。CocoaはMacOS X用のアプリケーション形式で少人数による効率的な開発が可能なのが特徴。CarbonはMacOS XとMacOSを繋ぐ橋のようなもので、従来のMacOSのコードを書き換えるだけでCarbon形式に変更できて、MacOS XとMacOSのどちらででも動作することが可能なのです。ClassicはMacOS Xから使えるようになった機能は使えないのですが、従来のMacOS形式のアプリケーションをMacOSのエミュレータのようなものを使?て動かす環境で、これによって過去のアプリケーションという資産をほとんどそのまま使用することが可能なのです。さらにはJAVA2も実装しており、Windowsなどの異なるOS間でのアプリケーションの互換性にも活躍してくれることでしょう。

 しかし、これだけ未来の明るそうな材料のそろっているMacOS Xなのですが、かなり重大な問題があるのです。それはMacOS Xのインターフェースのテーマである「AQUA」です。このAQUAは水をモチーフにした非常に美しい外観でMacユーザの中でもかなりの好評なのですが、操作性が今のMacOSとまったくと言っていいほど違ってしまっているのです。例をあげるとMacOSのデスクトップには通常はHDやフォルダやらが、何も気にせずにポンポン置けるのですが、MacOS Xではデフォルトの状態からデスクトップにはアイコンが何もなく、フォルダを置いたりしてもエイリアス(Windowsで言うショートカット)になってしまうのです。他には画面上部の左上にあるアップルメニューや様々な設定を操作したりするコントロールバーなどが消滅してしまい、すべて画面下部に表示されている「Dock」というランチャー兼Windowsのタスクバーのようなもので操作するようになってしまっているのです。他にも色々とあるのですが、とにかく結論を言うと『MacOSではなく、Windowsを使っているみたいだ!』ということなのです。OpenStepを開発したNEXT社のチームが開発の中枢となっているせいか、僕がWindowsではなくMacを選んだ理由がほとんど消え去り、逆の要素がたんまりと満載してくれているのです。Windowsを使っていたひとは、Macも使ってみていいかなぁという興味が湧いてくるかもしれませんが、MacOSのユーザーインターフェースに惚れ込んで使用していた多くのMacユーザは悲しんでいる現状になってしまいました。

 最初に書いたとおり、MacOS XはMacOSの良さを写し出す鏡だったのです。しかしMacOS Xに移行することが決まった以上、ユーザは涙を飲んでMacOSに手を振るしかないのです。古き良き時代を懐かしむより、新しき時代をより良いものになって欲しいと願い、これからはMacOS Xを迎えて、Macintoshが最高のパーソナルコンピュータに成長することを願って、末永くMacを楽しんで使い続けたいと思います。


[Jun'ichi Morimoto / 誠に勝手ながら今回でハッピーマクドは終了させて頂くことになりました。 毎回読んでくださっていた読者のみなさま、ありがとうございました。そんでは、メリークリスマス&ハッピーニューイヤー(謎)]
  UP
LOVE CONNECTION 恋愛の誇り
 人にはいろいろな癖がある。それはきっと人には理解されないものがほとんどで、きっと僕ら自身も理解されたいなんて思っていない。
 人を好きになることも、嫌いになることも恋愛の育み方も、終わり方もまったく同じなんてありえない。
 心を動かされるような人と出会った。毎日電話するようになった。その人といるのが嬉しくて、よく会うようになった。一緒にいる時間が増えてきた。気持ちを解き放つことができるようになった。
 こんなありふれた恋愛の過程の中で新しい命が宿ったとして誰が二人を責められるんだろう。二人が愛し合った上でのこと、他人は何も言えないよね。
 自分が幸せになるために歩いてきた道を誇りを持って歩み続けて、何が悪いの。

[motoi araki / 全てを「責任」で片付けるのはあまりにもおかしいよ]
  UP
COMMUKET OFFICE
COMMUKET SPECIAL GOODS
POSTCARD

1周年記念に作りました。まぁこんなご時世なんで豪華なグッズなどは作れませんのでポストカードで許してください。欲しい方には無料で発送しております。下記のフォームに必要事項を書いて応募してください。よろしく!
ポストカード発送のご応募
お名前
住所
メール
コメント
 

mail to tbx@may.sakura.ne.jp
editor in chief : MOTOI ARAKI
support : NAOKO OHSHIMA
art director : MAKOTO KAWAMURA
co-writers : KAZUYA TANABE, HIROKO IZUMI, EMI TSUJI, JUN'ICHI MORIMOTO, MASAKI FUJISHIRO
special thanks :
T・L・MT, Maki Araki, Rika Kinjo, Kentaro Tamura, Akira Toga, Yu Kitamoto, Keiichi Morita, zucca, Nao Fujita, Hiroshi Minato, Chitose Minato, Taichi Takashima, Tomokazu Masuyama, Tatsuya Iwata
  UP

Copyright(c) 2000 COMMUKET OFFICE. All rights reserved.
   
link backnumbers img_board board